Claude CoworkでMagicPodのテストを定期実行させてみた
こんにちは。MagicPod カスタマーサクセスのIshiiです。
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せっかくの機会なので、私もAI活用の幅を広げようと思い、Claude CoworkでMagicPodをどう活用できるか検証してみました。今回はClaude Coworkのスケジュール機能を用いたテストの定期実行にフォーカスしてご紹介します。
目次
MagicPodのスケジュール実行、もっと柔軟にできない?
MagicPodには画面上からスケジュール実行を簡単に設定できる機能があって便利です。ただ、「実行ごとに共有変数の値を変えたい」といった柔軟な実行には、現状対応しきれていません。
そういったケースでは、MagicPod Web APIを使ってCIツールやcron・タスクスケジューラから実行する方法があります。
参考ヘルプページ:一括実行設定番号を使いながら一部設定を上書きしてテストを実行したい
しかし、スクリプトを書いてcronで定期実行させるのは手間がかかりますし、GitHub ActionsなどのCIツールを活用するのは、普段からコードを書いているエンジニア以外にはハードルが高いですよね。
そんなときに役立つのが、Claude Desktop(Cowork)とMagicPod MCPの連携です。
Claude Coworkを使えば、自然言語で指示するだけで柔軟なスケジュール実行が手軽に設定できます。
Claude CoworkでMagicPodの定期実行をしてみよう
事前準備
- Claude Desktopアプリをインストールしてください。
- Claude Coworkの利用にはPro・Teamプランなどの有償アカウントが必要です。
- Claude DesktopにMagicPod MCPサーバーを接続してください。設定はヘルプページを参照してください(10分ほどで完了します)。
テストケースを作成する
例として、ECサイトにクーポンコードを入力する機能があるとします。
クーポンコードは固定ではなく、一度適用したコードは再利用できない仕様のため、テストケースごとに異なるコードを使用する必要があります。
まずはMagicPodでテストケースを作成しましょう。
クーポンコードは共有変数にして、テストケースの中でこの変数coupon_codeを呼び出します。
これで入力したクーポンコードが問題なく適用されているか確認するテストケースができました。
一括実行設定を作成する
MagicPod上で一括実行設定を作成します。
今回はChromeで実行する一般的な一括実行設定を作成しました。
実行対象は今回作成したテストケースのみに絞るため、テストケース番号を指定しています。
後ほどClaudeに「この一括実行設定番号で実行してほしい」と伝える必要があるため、一括実行設定の番号と名前は控えておきましょう。
Claude Desktop(Cowork)でスケジュールタスクを作成する
Cowork上で平日11:00にテスト実行を行うようスケジュールを設定します。
タスクの指示文は以下のとおりです。
ここではサンプルのためクーポンコードをベタ書きしていますが、クーポンコードリストの部分を定期的に書き換える処理も加えることで、毎日異なるコードを使ったテストを自動で実行できます。
## タスク概要
MagicPod MCPを使って、「DemoMCP」プロジェクトの「3: クーポンテスト」バッチランを実行します。
共有変数 `coupon_code` は以下のリストから今日の日付に対応するコードを取得して渡します。
---
## ▼ クーポンコードリスト
```json
{
"coupon_codes": {
"2026-04-15": "SAVE10",
"2026-04-16": "SUMMER20",
"2026-04-17": "WELCOME15",
(省略)
}
}
```
---
## 実行手順
### Step 1: 今日の日付を確認する
Bash ツールで今日の日付を `YYYY-MM-DD` 形式で取得してください:
```bash
date +%Y-%m-%d
```
### Step 2: クーポンコードを決定する
上記「クーポンコードリスト」の JSON から、今日の日付に対応する `coupon_code` の値を探してください。
- 対応するコードが見つかった場合 → そのコードを使用する
- 対応するコードが見つからない場合 → **タスクを中断し、「本日(YYYY-MM-DD)のクーポンコードが登録されていません。」と報告する**
### Step 3: MagicPod バッチランを開始する
MagicPod MCP の `API-start_cross_batch_run` ツールを呼び出してください。
**⚠️ 注意: `API-start_batch_run` ではなく `API-start_cross_batch_run` を使うこと。**
共有変数を上書きしながら一括実行設定番号を指定する場合は必ず `API-start_cross_batch_run` を使用します。
パラメータ:
- `organization_name`: `<Organization name>`
- `project_name`: `<Project name>`
- `body`:
```json
{
"test_settings_number": 3,
"test_settings": [
{
"shared_variables": [
{"key": "coupon_code", "value": "<Step2で取得したコード>", "secret": false}
]
}
]
}
```
### Step 4: 実行結果を報告する
バッチラン開始後、以下の情報をまとめて報告してください:
- 実行日時
- 使用したクーポンコード
- バッチラン ID(API レスポンスより)
- テスト設定名(`test_setting_name` が「クーポンテスト」であることを確認)
- テストケース数(1件であることを確認)
- ステータス(成功 / 失敗)
- エラーがあればエラー内容
なお、このプロンプト自体もClaudeに作ってもらいました。
「MagicPod MCPを使って変数xxを渡してテストを実行して。組織名はxxxで…」といった内容で一度実行させ、成功を確認したあと「この内容をスケジュールのタスクとして登録して」と指示するだけで完成します。便利な時代になりましたね。
無事タスクがスケジュール登録されると、「Scheduled」タブにてこのようにタスクが確認できます。
Claude Coworkでスケジュールを実行する際の注意点として、ローカルPCが起動している必要があります。(2026/4/20現在)
Claude CodeのRoutineを使うとクラウド環境で実行されるためローカルPCが起動していなくても動作するので良いかもしれません。(また別途検証します!)
スケジュールでの実行履歴については、このように確認可能です。
使用したクーポンコードや一括実行の設定名など、分かりやすくまとめてくれています。
Claude Cowork x MagicPodで他に実現できそうなこと
Claude Coworkを活用することで、今回ご紹介した以外にもさまざまな自動化が実現できそうです。次回の記事では、その検証結果をお届けできればと思います。ぜひ皆様もお試しいただき、ブログ等でご感想や活用事例を共有していただけますと幸いです!
- テスト実行レポートを定期的に自動生成する
- 最新のヘルススコアをSlackチャンネルに定期的に通知する
- コードベースをもとにスモークテストを自動生成する
- テストケースをAIでレビューする
まとめ
今回は、Claude CoworkのスケジュールとMagicPod MCPを組み合わせることで、「実行ごとに共有変数を変えたテストの定期自動実行」を自然言語だけで実現する方法をご紹介しました。
スクリプトを書いたり、CIツールを整備したりする必要なく、Claudeに指示するだけで柔軟なスケジュール実行が設定できるのは、かなり良い体験でした!
MagicPod Autopilotのリリース1周年キャンペーンも開催中ですので、これを機にAIツール×MagicPod MCPの活用の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
ご不明な点やご質問があれば、お気軽にお問い合わせください☺️
また、MagicPodの導入を検討していらっしゃる方についてもぜひお気軽にご連絡くださいね!
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