QA Success Panel 〜QA組織をリードするエンジニアの役割とは〜
こんにちは、MagicPodメンバーのIkariです。
今回は、2026年3月13日(金)12:00〜13:00、オンラインイベント「QA Real Talks 〜QAの未来予想図〜」 のレポートをお届けします。
本イベントでは、QA Manager / QA Leadとして組織を牽引するエンジニアが、
これまでのキャリアや現在の役割、そしてリーダーとしてのリアルな課題について語りました。
目次
パネルディスカッション
パネリスト
- shutty(首藤 義景)さん|テックタッチ株式会社 QA Manager
- MAX(北村 駿)さん|エン株式会社 QA Lead / Staff QA Engineer
モデレーター
- 伊藤 由貴 | 株式会社MagicPod エバンジェリスト
1. 現在のポジションに至るまでの経緯
まずは、お二人がどのようにして現在のポジションに至ったのか。
キャリアの出発点はそれぞれ異なるものの、共通していたのは
「現場の課題に向き合う中で、役割が広がっていった」という点でした。
「最初からQAマネージャーを目指していたわけではなくて、気づいたら“やるべきこと”が増えていった、という感覚に近いですね」(shuttyさん)
「品質の課題に対して“誰かがやらないといけない”という場面で、自分がやるようになっていったのがきっかけでした」(MAXさん)
役職としてのリーダーではなく、
課題に向き合う中で自然にリーダーシップが形成されていくプロセスが印象的でした。
2. 現在の業務内容
QA Manager / QA Leadの業務は、単なるテスト管理にとどまりません。
プロダクト全体に関わる幅広い役割を担っています。
「テストだけを見ているというよりは、“プロダクト全体の品質をどう担保するか”を常に考えています」(MAXさん)
「QAの仕事って、気づいたら開発やビジネスの話にも踏み込んでいることが多いんですよね」(shuttyさん)
主な役割として挙げられたのは:
- テスト戦略・品質方針の策定
- 品質リスクの可視化
- 開発チームとの連携
- メンバー育成
- 組織としての品質文化づくり
QAは単なる実務ではなく、
プロダクトと組織を横断する存在であることが強調されました。
3. QA Manager / QA Leadの心掛け
ディスカッションの中で繰り返し語られたのが、「言語化」の重要性です。
「『なんとなく不安』ではなくて、何がリスクなのかをちゃんと説明できることが大事だと思っています」(MAXさん)
また、ステークホルダーとの関係性も重要なテーマでした。
「品質を守るだけだと、どうしても開発のスピードと衝突するので、どこで折り合いをつけるかは常に考えています」(shuttyさん)
さらに、リーダーとしての視点についても:
「自分が全部やるのではなくて、チームとしてどう成果を出すかを考えるようになりました」(MAXさん)
QAリーダーには、
技術だけでなく“調整力”や“伝える力”が求められることが浮き彫りになりました。
4. 大変さ・難しさ・注意点
最後に見えてきたのは、QAリーダーの本質は
「テスト」だけではなく「意思決定」にあるという点です。
「QAはテストをする人ではなくて、“どこにリスクがあるかを判断する人”だと思っています」(shuttyさん)
「最終的には、“何を優先するか”を決める役割だと思います」(MAXさん)
テストの実行は手段の一つに過ぎず、
本質は「品質に関する意思決定をリードすること」。
まとめ
QA Manager / QA Leadは、
単なる役職ではなく「組織における品質の意思決定者」です。
- 現場から広がるキャリア
- テストを超えた役割
- 組織全体への影響力
今回のセッションを通じて、
QAリーダーという役割のリアルと、その価値がより具体的に見えてきました。
MagicPodでは、今後もQA・テストに関するイベントを開催していきます。
ご興味のある方は、ぜひ次回ご参加ください。