MagicPod AutopilotでGiven-When-Then記法のテストを作ってみた
⭐️この記事はMagicPodアドベントカレンダー2025の4日目です⭐️
こんにちは。MagicPod カスタマーサクセスのIshiiです。
よくユーザーの皆様からMagicPodのテストケースの可読性を上げる方法についてご質問をいただきます。
可読性を上げる方法として、このような回答をすることが多いです。
- 「コメント」コマンドで説明文をいれる
- 「空行」コマンドで段落を分ける
- 生成AI機能を有効化して、テストケース要約機能を活用する
上記方法を用いた場合でも、人によって書き方が違うから、他メンバーが作ったテストケースが読みづらいといった課題をお持ちの方もいらっしゃると思います。
人によるばらつきという課題に対しては、何か「型」のようなものを適用すれば解決できそうです。
そこで今回の記事では「型」の一つであるGiven-When-Then記法を用いてテストケースを作成するとどうなるかな?という実験をしていきます!
目次
Given-When-Then記法とは
Given-When-Then記法とは、テストシナリオを3つのセクションで構造化する手法です。BDD(振る舞い駆動開発)でよく使われます。
- Given(前提条件): テストを実行する前の初期状態
- When(実行): テスト対象となる操作やアクション
- Then(結果): 期待される結果や状態
この記法により、テストの手順・意図が誰にでも理解しやすくなります。
人による書き方の揺らぎを防ぐことができるので、属人化防止にも良いですよね。
MagicPod内のテストケースでも、一部Given-When-Then記法で書かれているものがあります。
最初は手動で作成してみようと思ったのですが、もしかしてAutopilotでも良い感じに作れたりするかな…?とふと思い立ったので、試してみました。
ちなみにMagicPod Autopilotとは、「XXのテスト作って」といった指示だけでテストケースが作成できる便利な生成AI機能です!
AutopilotでGiven-When-Then記法のテストを作成してみた
検索機能の動作を確認するテストケースをMagicPod Autopilotに作らせてみることにしました。
プロンプトはこんな感じです。
検索機能のテストを作りたいです。
1. https://magicpod.com/blog/に遷移
2. 検索バーに「テスト自動化」と入力し検索
3. 検索結果が1件以上表示されることを確認
お願い:
・Given-When-Then記法でテストケースを作成してください
・Given-When-Thenの冒頭には「⭐️Given: xxx」など、コメントを入れてください
Autopilotにお願いしたところ、
「Given-When-Then記法でテストを作成していきます」と言ってくれています。とても心強い。
説明してくれたテストケースの概要も問題なさそうです。一安心。
肝心のテストステップはどうでしょうか・・・(ドキドキ)
おお、思った以上に良い出来栄えです。
絵文字を入れたい私のこだわりにも応えてくれています⭐️
空行も良い感じに入れてくれているため、可読性も高い。
素晴らしい。完璧です。(Autopilotの口癖)
あと嬉しかったことがもうひとつ。
手作成だと
このステップはGiven?いや、前提条件じゃないからWhenか…?そもそも前提ってなんだ?
という感じで、必要以上に悩んでしまうんですよね。
Autopilotを使うと、「これはGivenです!Whenです!」と一旦は定義してくれるので、あとは微調整で済みます。この地味〜な悩みが解消できたのが嬉しかったです!
まとめ
簡潔な内容のシナリオであれば、MagicPod AutopilotでGiven-When-Then記法のテストケースを良い感じに作ることができそうです🎉
特に複数人でMagicPodを用いて自動化しているケースでは、Given-When-Then記法のような型を用いるとテストケースの意図を共有する際に非常に有効だと感じました。
これからMagicPodを使い始める方や、テストケースの整理に悩んでいる方は、ぜひGiven-When-Then記法を取り入れてみてください。
MagicPodの導入を検討されていらっしゃる方については、ぜひお気軽にご連絡くださいね!
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